この建物の型は、島の伝統的民家と海女小屋の三角屋根に求めました。 それは海からの強い風をしのぎ、国定公園の風景になじむものです。 厨房コンクリート造の構造コアとし、建物の横力を負担させ、美しい海の大パノラマをいっぱいに取り込んで食事を楽しめるように、外周部を構造壁や筋交いから開放しまし。 風による吹き上げに対して、基礎、柱、梁、桁の接合部全てに、ステンレスボルト状のホームコネクターという特殊金物を埋め込んで引き抜きに対抗しています。 雨に対しては、軒庇を1.8m出して対処しています。
所在地 | :山口県豊浦郡豊北町大字角島 |
主要用途 | :公衆便所、飲食店、店舗 |
規模 | :地上1階 |
主体構造 | :木造一部鉄筋コンクリート造 平屋建 |
敷地面積 | :5,586.19㎡ |
建築面積 | :579.00㎡ |
延床面積 | :526.12㎡ |
構造設計 | :佐藤建築構造設計所 |
設備設計 | :(有)シード設計社 |
施工 | :(株)安成工務店 |
設計期間 | :2001.02~2001.03及び2002.02~2002.03 |
施工期間 | :2001.05~2001.08及び2002.04~2002.07 |
Pingback: ホームコネクターによる新旧木構造材のジョイント – 設計集団 櫂